2011年12月3日土曜日

骨接ぎたるもの

骨接ぎたるもの、せめて骨折、脱臼とみればレポできないのであれば適切な処置をして整形外科に患者さんをお送りするということくらいはきっちりとすべきである。

先日、脱臼の患者さんが来られた。

レポは整形でして頂いたそうで、われわれの仕事は今後のケアとリハビリということになる。


ドクターからの指示によるが、患者さんがこれまでと同じ生活ができるようになるまでコツコツと二人三脚である。


外傷を診るのがわれわれの仕事であることは言うまでもないが、経験していないといつくらいから、どれくらいの可動域訓練を始められるのか、ドクターはどのように経過観察をされる予定なのかなどがわからないと思う。

わたしのスタンスはしっかりと見極め、患者さんに最善の方法をとるということである。

先に述べたが、骨接ぎたるもの「骨は接げて当たり前」である。

しかし、オペをした方が間違いなく予後が良い場合も多い。

不完全な整復は論外であるが、どれだけ素晴らしい固定をしてもやはり転位の可能性は否めない。

とすれば、やはりドクターにゆだねるべきなのである。


考え方にはいろいろあり、高名な柔道整復師の先達方にはお叱りを受けるかもしれないが、私はそう考えながら日々の治療にあたっている。

少なくとも「できない」のに「できる」というウソをついているようなことは絶対にしない。

そういう柔道整復師でいなければならないと思っている。



徳見

0 件のコメント:

コメントを投稿