2011年12月10日土曜日

片頭痛

日常の臨床でよく片頭痛の患者さんを診させていただくことがある。

よくあるパターンが肩こりから頭痛がでているものだが、単純にもみほぐしても軽快することがない場合もある。

少しはよくなったり、その場は軽快したりといわゆる「まぎれる」くらいのことが多いのではないだろうか。

これは根本的な原因を追究しないことによることが要因となっている。

単純に肩こりといっても、「なぜこるのか」「なにをしてこっているのか」などという、単純に原因をとらえることを怠るがために、すぐに再発するのである。

事務仕事をしていたり、変な姿勢でテレビをみるのが癖になっていたりとさまざまであるが、その原因から改善する指導も重要な治療のひとつである。

経絡で考えるにしても、単純に一経の変動としてみるのか、臓腑の変動とみるのか、またその診方は脈、色、音などさまざまな方向からみなくてはならない。


その診方は、いろんな考え方や流派、学説があるため一様には言えないものだが、あくまでも患者さんが良くなられるためという基本原則はかわらないはずである。

であるなら、そういう考え方の違い、洋の東西などの枠を超えて、さまざまな観点から診ることのできる術者になることがわれわれがしなくてはならない最低限の努力なのではなかろうか?




徳見

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