よく出会う症状に「手足が火照る、顔が火照る」というものがある。
更年期の方に多いようにも思うが、患者さんにとってはとてもいやなものである。
この症状によっていらいらしたり、そわそわ落ち着きがなかったりすることになる。
東洋医学をやっている人にはおなじみだが、「五心煩熱」という。
基本的な考え方は、体を養うことがしっかりできないので体から熱が発生してそれが手足、顔の火照りを症状として出すというものである。
治療法は滋陰ということになります。虚熱の場合、これで改善にむかいますが、ひどい場合は熱を逃がしてやる治療を加えなければならない。
これは理論上わかる話である。
わえわれはこれに対してなにかを施さなければならない。
それが技術であり、患者さんが必要とされるものである。
理論を語って治せるならいくらでも語ればいい。でもそうじゃないからわれわれはハッタリを許されないのである。
徳見
0 件のコメント:
コメントを投稿