2011年7月26日火曜日

高血圧は薬で下げるな!

最近はお薬の開発も目覚しく、多種多様の薬であふれています。
その技術によってこれまで助けられなかった命も救えるまでに発展してきています。
ところが様々な方にお話をお聞きしていると、
「検査しても正常範囲内やけど一応お薬を飲んでいる」
「たくさんお薬をだされすぎて飲むのを忘れそうや」
「検査の度にお薬が増えていくわ」
「お医者さんにも大丈夫やけど一応お薬だしておくからって言われてるし飲んでるんや」
等などみなさん想像している以上にたくさんのお薬を飲まれているようです。
もしかするとその処方されているお薬のなかには不必要なものも含まれているかもしれません。
ある医師がこのようなメッセージを発信しています。

引用開始


浜 六郎医師

心臓は規則的に収縮して血液を血管に送り出しています。この働きによって生じる圧力が血圧です。この圧力が高すぎると危険だということで血圧のコントロールがなされていますが、これを消防自動車に例えて考えてみましょう。
火災を起こした高層ビルに水を放水するには強い圧力が必要です。これと同じように、血液を身体の隅々まで届くようにする為には一定の圧力が必要となります。特に激しい活動をしているような時には血圧を上げる必要があり、このような時に血圧が上がらないと、組織は十分な酸素と栄養が供給されない為、組織(特に脳)の働きが鈍くなります。ですから血圧が高いことがすなわち「悪」ではありません。
消防車のホースが破れてはいけないからと、ポンプの圧力を制御すると燃えさかる高層ビルの消化は不可能ですし、「ホース大事」のあまり火事を消火できないのでは、何の為の消防車かわかりません。
人の場合も「血管大事」のあまり、身体のあちこちで酸素不足、栄養不足が起きて、免疫機能が低下し、感染や細胞のガン化を防ぐ機能が悪くなります。

2000年に血圧の基準が変更され130/85とされ、2004年にはこの基準がすべての高齢者に適用される事になった。しかしこの基準は本当に正しいのでしょうか?
確かに下が120以上という重症の高血圧の人が、脳卒中や心筋梗塞になりやすいのは間違いないのですが、問題はどのくらいからが危険なのかということです。
今回の基準の元となった「HOT研究」によると、確かに血圧を下げると心筋梗塞になる人は、血圧をコントロールしない人よりも少なくなります。しかしその差は僅かで、しかもすべての病気での死亡者数はほとんど変化がなく、しかもガンの発生率が上昇するというデータがあります。

もともと日本人の場合、心筋梗塞での死亡は少ないので、血圧を下げても意味がない上にガンの発生率が上がっては元も子もありません。しかも軽症、中等症の高血圧患者はもちろんのこと、重症の高血圧患者さえ、降圧剤(血圧を下げる薬)で寿命が延びたと言える確実なデータは、日本でも外国においてでもないのです。
一方、薬には必ず副作用が伴います。降圧剤でも例外ではありません。上記のように降圧剤による発ガン率の上昇も副作用といえます。
また久山町では住民を対象とした疫学研究が試されていますが、降圧剤を使用した人と使用しなかった人を比較した場合、14年後の自立度は、血圧が高い人でも低い人でも降圧剤を使用しなかった人の方が高かったのです。
降圧剤の使用する目安ですが、新基準の130/85は低すぎて話になりません。旧基準の160/90でもまだ低すぎると思います。71歳以上の高齢者なら降圧剤の副作用を考えると180/100では必要ないでしょう。180/110を少し越えている程度では慌てて降圧剤を使う必要はありません。
それよりも、軽い運動やストレッチを行う(血管が丈夫になります)。深呼吸(特に吐く息を強くして)を行う。よく睡眠を取ることを心がけて下さい。

引用終了

このようにお考えになられるお医者さんもおられるのですから正直なところ何を信じてよいか迷ってしまいます。
情報が溢れている今、何が正しく、何が間違っているのかは自分自身で勉強し判断していくしかないかもしれません。
自分の身は自分で守る!いつの時代もそうですね。

またマッサージや鍼灸は痛みを少なくしてくれるだけではなく身体の健康に関してもとても有効な手段の一つです。
按幸堂はそんなお手伝いもさせて頂ければと思っております。



白雲堂 たにやま

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