2011年11月30日水曜日

11月も終わり

今日で11月もおわり。

明日で12月1日だが、その後1週間すると「大雪」である。

12月7日が大雪なのだが、これは24節気のひとつで「冬至」の一つ前にあたる。


「大雪」は雪が強く降り始めるころにあたるのだが、今年の紅葉をみているとあと1週間で激しい雪を見ることはなさそうである。


昔の人の話は、実体験に基づくものが多いせいか妙な威厳をもったものに遭遇する。


私の住んでいるところは田舎なので、田畑の仕事、山仕事をされるかたも多い。


「樵」この字を読めるだろうか?

正解は「きこり」である。


わが田舎では大晦日から元旦にかけて神社で一晩火をたく。

それも半端な大きさではなく丸太を燃やす勢いの火だ。

神社の禰宜(ネギ)さんになる人が組内におられたりする場合、このときに燃やす木を割ったりする作業をしに行くのだが、これを樵と呼んでいる。


大晦日から元旦にかけては恐ろしく寒い。

それを屋外でやるのだから雪など降った年はすさまじい。

男ばかりではあるが、高齢化がすすむ私の地域でもこの日にかなり高齢の方がたくさん夜を明かす。

田舎はこうして古くからの伝統を守っている。

やめるのは簡単だろう。けれど守り続けている人たちが居るからこそいまの我々が生きる日本は日本でいられるのだと思う。

震災以後「がんばろう日本」という言葉をよく見かけるようになった。

今、たしかにがんばらなければいけない時代である。

しかし、これまでも日本を守り続けるためにがんばってきている人たちがおられる当たり前のことに感謝する気持ちも忘れてはいけないと思う。


今年もまたその時期である。

無事に新年を迎え、住民のみなさんとよい年を過ごしていきたいと願うばかりである。



徳見


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