按幸堂グループでは、この時期から増えてくる「花粉症」にたいしての鍼灸治療を開始しました。
花粉症治療は、症状がでてからの治療よりも、きつい症状が出ることを予防していく段階から開始することがとても重要になります。
身体の「気」や「血」のながれは滞ってはいけません。
それらは過不足なく、よどみなく流れているものです。
しかし、生きている限りいろんなものの影響を受けて、それらの過不足が生じてしまい、いろいろな症状が出てきてしまうのです。
さまざまな考え方があり、統一見解としては言えませんが、花粉症について言及します。
東洋医学的には「花粉」という概念では見ませんが、外からなにかが侵入してきて体に害を与えている(これを外邪といいます)ことにより症状がでたと考えますと、外邪により身体が「虚」または「実」の状態になったということになります。
この「虚」という弱った状態と、「実」という盛んになった状態で表現するところが東洋思想の特徴であり、すべては陰陽で表すことができるとされます。
花粉症では、くしゃみがでたり、のどの痛みや目のかゆみなどがでて、「熱」的な所見が散見されますので、これを「実」とみれば、この盛んな状態を弱めてやって、もとの状態にもどしてやればよいという結論に至ります。
これが治療指針となり、さまざまな手技手法を用いて治療していくのです。
ぜひこの東洋医学の世界を体験して下さい。
ちなみに、鍼はいたくありませんのでご安心下さい。
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