2012年1月10日火曜日

難行七十二難

七十二難に曰く、

経に言う、能く迎随の気を知りて、これを調えしむべく、気を調うるの方、必ず陰陽に在りとは、

何の謂いぞや。


然り。

所謂迎随とは、栄衛の流行、経脈の往来を知るなり。

その逆順に随いてこれを取る、故に迎随という。

気を調うるの方は、必ず陰陽に在りとは、その内外表裏を知りて、その陰陽に随いてこれを調う、


故に調気の方は、必ず陰陽に在りと曰う。





刺鍼の基本的な考え、調気の方法・考え方である。

経絡の順行は鍼灸師なら全員が知っていることで、自動車免許をもっていれば道路の走り方を

知っているようなものである。

六十九難では相生相克の考え方からの補瀉論について語られていたが、これは気の順行からの

考え方である。


よく東洋医学は「気の医学」といわれる。

この難で書かれている「調気」という考え方はそれに応え得る考え方の根本ではなかろうか?





徳見




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2012年1月7日土曜日

難経七十一難

七十一難に曰く。

経に言う、栄を刺すに衛を傷ること無かれ、

衛を刺すに栄を傷ること無かれとは、何の謂いぞや。


然り。

陽に針する者は、鍼を臥せてこれを刺し、

陰を刺す者は、先ず左手を以って針する所の榮・兪の処を摂按して、

気散ずれば乃ち針を内る、


これを栄を刺すに衛を傷ることなかれ、衛を刺すに栄を傷ることなかれと謂うなり。





営衛という言葉、その成り立ちなど、学生時代に東洋医学概論かなにかで必ず学ぶことである。

しかし、現場でそれを意識して鍼をする施術者がどれくらいいるのだろうか?


営衛を念頭において治療するなら、刺入しない鍼の効用もまた理解できる。

人体をまとっているものがあるとするなら、それが弱くなったりあるいはなくなった場合、外からの

要因にやられ、病気になることもたやすく理解できる。


われわれはそういう患者さんを多く目にするのではなかろうか?





徳見



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七草粥

2012年1月7日

七草粥はなぜ食べるの?
と僕からの質問にスタッフの皆さんは

7日だから!!

正月の胃腸の疲れをとります!!

7種類の草を食べる日!!


緑黄色野菜の不足しがちなお正月に一年の無病息災を願う。

※七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)を食べてお正月のご馳走で疲れた胃腸を休めること。


今日のお昼休憩に七草粥食べました!!

ごちそうさまでした。

事務スタッフのシィーチャンは自宅にて焼き飯を食べ終わった後に「七草粥食べるなら箸とお茶碗をもっておいで」と連絡があったので食べれませんでした。

2012年1月5日木曜日

難経七十難

七十難に曰く、

春夏は刺すこと浅く、

秋冬は刺すこと深きとは、何の謂いぞや。


然り。

春夏は、陽気上に在り、人の気もまた上に在り、

故に当に浅くこれを取るべし、


秋冬は、陽気下に在り、人の気もまた下に在り、

故に当に深くこれを取るべし、



春夏は各の一陰に到り、秋冬は各の一陽に到るとは、何の謂いぞや。


然り。

春夏は温、必ず一陰に到るとは、

初めて針を下すに、これを沈めて肝腎の部に至り、気を得て引いてこれを陰に持するなり、

秋冬は寒、必ず一陽に到るとは、

初めて針を内るるに、浅くしてこれを浮べ心肺の部に至り、気を得て推してこれを陽に内るるなり。


これ春夏は必ず一陰に到り、秋冬は必ず一陽に到るを謂うなり。




春夏秋冬の刺鍼法、その考え方である。

あたりまえのように毎日鍼灸をしていると、こんなことを考えずに治療をしてしまうのでは

ないだろうか?

こんなことが古典に書いてあるということを知らない鍼灸師も多いのかもしれない。

古典というと「漢文で読めない」「むずかしい」もしくは「現代には考え方などがマッチしない」などの

理由から選択されない方も多いと思う。


しかし、鍼灸という道具を使っている以上、その用法はそれにあったものがあるはずである。

その成り立ちや時代から考えて、ふさわしいものを選択するとき、やはり古典というものが先立つ。


コンピューターと会話するとき、コンピューター言語を用いるように

東洋医学の道具に接し、それを用いるならば古典というその時代に生まれた学術を用いることは

果たしてナンセンスなのだろうか?


それを検証するためにも僕は古典を追及し続ける。





徳見



ひまわり常勤

2012年、元気に活気よく診療していきます。
今年もよろしくお願い致します。


今日、ひまわりの常勤スタッフから一言もらいました。

井上院長
所属トレーナーのチームが全国大会に出場する!!

松村さん
ダイエットします!!
目標は体重65キロです。
一緒にひまわりで痩せましょう。

太田っち
関西全域のアウトレット制覇

木坂君
アメリカに行く!!
ボードを上達させる!!

◎受付の大下さん◎
立派な社会人になる(';')


スタッフルームで始まった急なインタビューです。
どのスタッフも写真は苦手みたいで狭いスタッフルームを逃げ回っていました。
「魂を抜かれるから写真は困る…」と噂のひげちゃんでした。



木坂君!!


2012年1月4日水曜日

難経六十九難


六十九難に曰く、

経に言う、

虚する者はこれを補い、実する者はこれを瀉し、

実せず虚せざれば経を以ってこれを取るとは、何の謂いぞや。


然り、虚する者はその母を補い、実する者はその子を瀉す、

当に先ずこれを補い、

然る後にこれを瀉す。


実せず虚せざれば経を以ってこれを取るとは、

これ正経自ら病を生じ、他邪に中らざればなり、

当に自らその経を取るべし、


故に経を以ってこれを取ると言う。





今日から難経を毎日更新していこうと思う。

東洋学術出版社の難経解説の書き下しを読むことになるのでちょうど良い。

時間を無駄にせず、しかしブログはきちんと更新する。


本来の趣旨とは異なってしまい、患者さんにとっては何のことかわからないと思われるが、こういう

文献の中の考え方を基に東洋医学は在り、少なくともわれわれはそれに基づいて鍼灸、治療をし

ていることを知っていただける一助になればと思う。



もしも、質問などがあればぜひともコメントなどをいただければと思う。

浅学なためお答えできないことなどがあれば、さらに学を深めてご返答できるようにがんばりたい。





徳見

2012年1月3日火曜日

今年初めてのブログ

1月3日だが、今年初めての投稿。

しかし、12月30日の自分の投稿以来だれも投稿していないことに驚きをかくせない。


今年のプランの一つに、「時間を無駄にしない」というものを掲げた。

必要なことについては惜しみなく時間を費やす。

しかし、無駄であるものは即時止めるという単純なことである。


ブログをやめてその時間を自分の勉強時間にきりかえたという人がいる。

確かにその方がよい時間の使い方かもしれない。


必要性を感じられるか否か、そういうことを敏感に感じられる感覚を磨く年にしたいものである。












徳見